ネットワーク理論の基盤整備と伸張

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19510137
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会システム工学・安全システム
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 繁野 麻衣子 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (40272687)
• 研究分担者: 山本 芳嗣 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (00119033) ; 吉瀬 章子 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50234472) ; 八森 正泰 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (00344862) ; 岩田 覚 京都大学, 数理解析研究所, 教授 (00263161)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: ネットワーク理論 / アルゴリズム / 組合せ最適化

研究概要

ネットワーク理論において横の広がりとなる基礎理論の構築と縦の広がりを作る実社会に適応したモデルの伸張を行い,基礎問題と拡張問題の両方に対して,アルゴリズム開発を行った.具体的には,修正可能性を考慮したネットワーク上の配置問題に対するアルゴリズム提案,通信ネットワークにおける耐故障性の指標開発,社会ネットワークにおけるコミュニティ抽出のハイパーグラフ上への拡張,グラフの向き付けに関する基本的性質やアルゴリズム開発などを行った.

研究成果

• [雑誌論文] A new parameter for a broadcast algorithm with locally bounded Byzantine faults (2010)
  • 著者名/発表者名: A. Ichimura, M. SHIGENO
  • 雑誌名: Information Processing Letters Vol. 110 ページ: 514-517
  • 査読あり
• [雑誌論文] 最大密度部分集合問題と近似2分探索による解法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 張明超, 高橋里司, 繁野麻衣子
  • 雑誌名: 日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌 53巻 ページ: 1-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] An algorithm for minimum cost arc-connectivity orientations (2010)
  • 著者名/発表者名: S. Iwata, Y. Kobayashi
  • 雑誌名: Algorithmica Vol. 56 ページ: 437-447
  • 査読あり
• [雑誌論文] New Bounds on the Minimum Number of Calls in Failure-Tolerant Gossiping (2009)
  • 著者名/発表者名: Z. Hou, M. Shigeno
  • 雑誌名: Networks Vol. 53 ページ: 35-38
  • 査読あり
• [雑誌論文] セル複体に付随するグラフの向き付けとその最適解 (2009)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 雑誌名: 数理解析研究所講究録 1629巻 ページ: 214-224
• [雑誌論文] An adjustable robust approach for a 1-median location problem on a tree (2008)
  • 著者名/発表者名: M. Shigeno
  • 雑誌名: Journal of the Operations Research Society of Japan Vol. 51 ページ: 127-135
  • 査読あり
• [雑誌論文] Recent Results on Well-Balanced Orientations (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Bernath, S. Iwata, T. Kiraly, Z. Kiraly, Z. Szigeti
  • 雑誌名: Discrete Optimization Vol. 5 ページ: 663-676
  • 査読あり
• [雑誌論文] Finding Coherent Cyclic Orders in Strong Digraphs (2008)
  • 著者名/発表者名: S. Iwata, T. Matsuda
  • 雑誌名: Combinatorica Vol. 28 ページ: 83-88
  • 査読あり
• [雑誌論文] A note on FPTAS for single machine weighted tardiness problem with a common due date (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Kabasawa, K. Murata, M. Shigeno
  • 雑誌名: Discussion Paper Series Department of Social Systems and Management, University of Tsukuba No. 1198
• [学会発表] 従属条件付きマッチング問題に関する一考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 天沼拓人, 繁野麻衣子
  • 学会等名: 日本オペレーションズ・リサーチ学会春季研究発表会
  • 発表場所: 首都大学東京
  • 年月日: 2010-03-04
• [学会発表] 隣接数に着目したハイパーグラフ上のコミュニティ抽出 (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮川裕幸, 繁野麻衣子, 高橋里司, 張明超
  • 学会等名: 第6回ネットワーク生態学シンポジウム
  • 発表場所: 産業技術総合研究所
  • 年月日: 2009-12-17
• [学会発表] 確率グラフの不変量の期待値を計算するモンテカルロ法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 学会等名: 組合せ論サマースクール
  • 発表場所: 稚内北星学園大学
  • 年月日: 2009-09-09
• [学会発表] An Algorithm for a Maximum Density Subset Problem Based on Approximate Binary Search (2009)
  • 著者名/発表者名: S. Takahashi, M. Shigeno, M. Zhang
  • 学会等名: The 20th International Symposium of Mathematical Programming
  • 発表場所: Chicago Marriott Downtown, Chicago, USA
  • 年月日: 2009-08-23
• [学会発表] Submodular Function Minimization under Covering Constraints (2009)
  • 著者名/発表者名: S. Iwata, K. Nagano
  • 学会等名: The 20th International Symposium of Mathematical Programming
  • 発表場所: Chicago Marriott Downtown, Chicago, USA
  • 年月日: 2009-08-23
• [学会発表] ブロードキャストアルゴリズムに対するビザンチンフォールトトレラント性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 市村陽, 繁野麻衣子
  • 学会等名: 日本オペレーションズリサーチ学会春季研究発表会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-03-17
• [学会発表] 最大密度部分集合問題と近似2分探索による解法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 張明超, 高橋里司, 繁野麻衣子
  • 学会等名: 日本オペレーションズリサーチ学会春季研究発表会
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2009-03-17
• [学会発表] 単体的複体の分割に関する問題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 学会等名: 組合せ論サマースクール2008
  • 発表場所: 沖縄カルチャーリゾートフェストーネ
  • 年月日: 2008-09-09
• [学会発表] セル複体に付随するグラフの向き付けとその最適解 (2008)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 学会等名: 数理解析研究所 研究集会
  • 発表場所: 京都大学
  • 年月日: 2008-07-25
• [学会発表] 2次元単体的複体の partitionability の obstruction (2007)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 学会等名: 第19回位相幾何学的グラフ理論研究集会
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2007-11-15
• [学会発表] 3次元球面・球体の三角形分割と結び目のその後 (2007)
  • 著者名/発表者名: 八森正泰
  • 学会等名: 組合せ論サマースクール2007
  • 発表場所: 沖縄カルチャーリゾートフェストーネ
  • 年月日: 2007-09-03
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~maiko/