研究課題
基盤研究(C)
ウメは自家不和合性が強く、種子から育てると品種間の雑種となり、また花ウメには果実が稔らないものもあるために、接ぎ木で増殖が行われている。育種における交配には、有性生殖を行う必要があり、二倍体品種とそれ以上の倍数体を区別する必要があるために、染色体の観察を行った。実ウメ57分類群はすべて二倍体であった。花ウメ285分類群のうち、三倍体は10分類群、二倍体と三倍体の双方の系統が存在する品種が2分類群存在した。本研究により、通常見かけるウメ品種のすべてについて染色体数を明らかにした。