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2008 年度 実績報告書

参加型GISの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520670
研究機関東京大学

研究代表者

今井 修  東京大学, 空間情報科学研究センター, 特任教授 (80401305)

キーワードGIS / 市民参加 / フィールド調査 / 地域SNS / WebGIS
研究概要

市民参加型活動の中で、屋外で行われる活動において、紙地図を利用した活動案内や活動成果の発表が数多く見られるが、このような情報は、一過性であり、イベントが終了するとともに、消えてしまうことが多い。そこで、このような活動において、GISを適用することにより、活動の成果が蓄積され、さらに活動を発展させることが可能になると想定した。
具体的には、デジタルカメラを利用するまち歩き等の活動に適用したところ、小型GPSを持つことで、まち歩き終了時には、WebGIS上にその行動データが記録され、まち歩き終了時に、その活動を皆で確認することができた。
そこで得られた課題は、このような技術を利用して活動を行えるファシリテータが不足していることが判り、ファシリテータ向けに、どのような内容のテキストが必要かを研究した。
この研究の過程で、WebGISを利用した地域SNSが広がっていることがわかり、地域SNSにおけるWebGISの利用状況を調査した。その結果、WebGISの利用は限定的であり、単なるイベント紹介でることがわかった。この原因として、地域SNSの機能に情報検索機能といった機能が不足しているため、地域の参加型活動の成果を発表する道具として不十分なことがわかった。
参加型GIS全般については、講演会で発表すると同時に、2009年2月に発行されたシリーズGIS第3巻「生活・文化のためのGIS」第5章に市民参加型GISとして発表した。
また、研究成果としては、平成20年10月に開催された地理情報システム学会全国大会で発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] GISと市民参加2008

    • 著者名/発表者名
      今井修
    • 雑誌名

      GISNEXT 23

      ページ: 75-75

  • [学会発表] 問題解決型参加活動におけるGIS利用の考察2008

    • 著者名/発表者名
      今井修
    • 学会等名
      地理情報システム学会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      20081000
  • [図書] シリーズGIS第3巻生活・文化のためのGIS(第5章市民参加型GIS)2009

    • 著者名/発表者名
      村山祐司・柴崎亮介編
    • 総ページ数
      204
    • 出版者
      朝倉書店

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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