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2009 年度 実績報告書

集落内水路に関する環境民俗学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520706
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

市川 秀之  滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (80433241)

キーワード環境 / 集落 / 水利用
研究概要

滋賀県下の農業集落や都市にみられる集落内水路の現状と機能を理解し、その歴史性についても把握するという当初からの研究目的に従い、平成21年度は滋賀県下において3集落(長浜市雨森・彦根市下石寺・高島市白谷)の現地調査を行い、また比較の目的で鳥取県においても現地調査(大山町樋口・大山町石井恒)を行った。これうの現地調査においては、集落内水路およびそれを利用するための洗い場施設などを分布図におとし、写真撮影をおこない、重要なものについては実測を実施した。さらにその使用状況や変遷について地元の住民から聞き取り調査を実施している。また地元の図書館などで当該地域に関する文献の収集などを行っている。鳥取県下の事例においては集落内水路から盆の祖霊を迎える風習があることなどを調査し、精神文化における集落内水路の役割を確認することができた。
さらにこれまでに引き続き図書館などで全国的な集落内水路の事例収集を実施し、現在までにその総数は約400に達している。また初年度から実施している県庁文書の翻刻については、21年度に野洲郡の村誌の印刷刊行を予定していたが、文章構成にてまどり翌年度に回すこととした。ただ読解についてはほぼ完了している。
これまで3年間の成果の報告として、10月に日本民俗学会年会(東京・國學院大學)において「滋賀県下における集落内水路の利用形態」を口頭発表し、3月には『人間文化』27号(滋賀県立大学人間文化学部)に「湖東地域における集落内水路の機能とその変化」という論文を発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 湖東地域における集落内水路の機能とその変化2010

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 雑誌名

      人間文化 27号

      ページ: 2-15

  • [学会発表] 滋賀県下における集落内水路の利用形態2009

    • 著者名/発表者名
      市川秀之
    • 学会等名
      日本民俗学会第61回年会
    • 発表場所
      國學院大學
    • 年月日
      20091000

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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