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2009 年度 実績報告書

一八世紀イングランド法文献史研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530016
研究機関関西学院大学

研究代表者

深尾 裕造  関西学院大学, 法学部, 教授 (20135891)

キーワード法文献 / 一八世紀 / 法学教育 / コモン・ロー / 法律出版 / 法曹養成 / イングランド / 西洋法史
研究概要

2009年には、この期の出版文化を本格的に扱ったケンブリッジ・英国出版史、第六巻(1695-1830)が出版された。法律書出版に関しては、プレストが担当しており、この分野の研究への着手が現在の学問状況に適ったものであることを確認すると共に、英国における最新の研究成果を学び、海外における研究の進展と合わせ検討を進めていくことが出来た。
二月より、本学でもゲール社の一八世紀出版英語文献がオンラインで利用できるようになり、春休み期間を使った最終段階での追い込みとなったが、必要な文献をアマゾン・キンドルにPDFファイルをダウン・ロードすることによって容易に利用可能で、読み易く、複写や印刷の手間を考えると、マイクロ利用に比し数十倍の効率で研究することが可能となった。
オンラインの導入を待つ間、一八世紀法文献史研究の前提として開始したヘイル『ロール』法要録の翻訳解説を脱稿し、関西学院法政学会紀要『法と政治』第60巻2号に発表した。オンライン版導入後、以前に進めていたバセット、ウォラル等の法学関係図書目録の欠落部分の整備と分析を横軸に、大英図書館WebsiteのSTC検索を縦軸に一八世紀の法学文献全体のマッピングを行なうことによって一八世紀法学の全体像の把握に努め、従来見過ごされがちであったヘイルとブラックストンの間を繋ぐ環としてのギルバートやヤコブの業績の意義を発見することが出来た。
より詳細な研究成果については、5月末提出の報告書で公表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Demurrer考-コモン・ロ-法学の生れるとき-2010

    • 著者名/発表者名
      深尾裕造
    • 雑誌名

      早稲田法学 85巻3号(2)

      ページ: 1059-1098

  • [雑誌論文] ヘイル『ロール法要録』序文、若きコモン・ロー法学徒に向けて-一八世紀法文献史研究の起点として-2009

    • 著者名/発表者名
      深尾裕造
    • 雑誌名

      法と政治 60巻2号

      ページ: 147-176

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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