研究概要 |
研究成果を基にして、日本生命倫理学会第21回年次大会におけるシンポジウム募集に応募し,研究代表者をオーガナイザーとして採択を受けた。「医療ネグレクトへの法的・倫理的対応-法とソーシャルワークの協働による生命倫理の新たな展開に向けて」と題するこのシンポジウムにおいては、親権者が治療方針等に関し医療者との間に意見の対立を生じ、小児患者の救命に不可欠な治療さえ拒否する「医療ネグレクト」に関し、(1)保条成宏(研究代表者:福岡教育大学教育学部教授・刑事法学)「ドイツにおける医療ネグレクトへの対応」、(2)永水裕子(連携研究者:桃山学院大学法学部准教授・民法学)「わが国における医療ネグレクトへの対応」、(3)高橋直紹(研究協力者:愛知県弁護士会)「病院倫理委員会が弁護士等関連機関と連携して、治療拒否をしていた親権者から同意を得たケース報告」、(4)空閑浩人(連携研究者:同志社大学社会学部教授・社会福祉学)「医療ネグレクトにおけるソーシャルワークの可能性」の4件の発表を行った。
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