貧困削減戦略時代のカナダの開発機関とNGO・市民社会の連携に関する研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19530142
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 国際関係論
• 研究機関: フェリス女学院大学
• 研究代表者: 高柳 彰夫 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (10254616)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: NGO / 市民社会 / グローバル市民社会 / 貧困削減 / 貧困削減戦略 / 援助効果

研究概要

貧困削減戦略・援助効果時代の開発援助でのNGO・市民社会組織の国際開発協力での役割を検討した。貧困削減戦略と援助効果で途上国国家政府のオーナーシップと全ての開発援助の途上国の開発戦略を基盤とした整合性と調和化が唱えられたのに対し、NGO・市民社会は「ローカル・民主的オーナーシップ」が唱え、独自の役割を強調した。カナダの事例研究を行ったが、保守党政権下で援助効果の名の下でODA政策が政治・外交・通称目的の手段の性格を強め、政府とNGO・市民社会の間の緊張が高まっている

研究成果

• [雑誌論文] グローバル市民社会の中の開発NGO (2010)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 雑誌名: 国際交流研究 12号 ページ: 1-27
• [雑誌論文] 市民社会と援助効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 雑誌名: 国際交流研究 11号 ページ: 1-28
• [雑誌論文] NGOの政治性と教育性-アドボカシーと開発教育 (2008)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 雑誌名: 開発教育 55号 ページ: 32-43
  • 査読あり
• [雑誌論文] 貧困削減戦略時代のNGO・市民社会組織の国際開発協力-OECD-DACのパリ宣言との関係で (2007)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 雑誌名: 北九州市立大学外国語学部紀要 120号 ページ: 127-144
• [学会発表] 援助効果と市民社会・地方自治体の開発協力 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 学会等名: 国際開発学会第20回全国大会
  • 発表場所: 立命館アジア太平洋大学
  • 年月日: 2009-11-21
• [学会発表] 貧困削減戦略時代の地方自治体とNGO/市民社会の国際開発協力活動 (2007)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 学会等名: 日本国際政治学会2007年研究大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
  • 年月日: 2007-10-28
• [図書] 国際政治学入門(大芝亮編) (2008)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 総ページ数: 145-160
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] グローバル問題とNGO・市民社会 (2007)
  • 著者名/発表者名: 馬橋憲男・高柳彰夫
  • 総ページ数: 324
  • 出版者: 明石書店
• [図書] グローバル対話社会-力の秩序を超えて (2007)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 総ページ数: 151-188
  • 出版者: 明石書店
• [図書] 新時代の国際関係論 (2007)
  • 著者名/発表者名: 高柳彰夫
  • 総ページ数: 240-260
  • 出版者: 法律文化社