研究課題
基盤研究(C)
数値計算により「動的均衡モデル」を分析することが可能となった。この意義は次の通り。外為市場を対象とする動的均衡モデルを開発している。価格変動率の変動要因や取引量との相関を分析することが目的である。モデルは確率過程の組み合わせで構成されている。確率過程が複雑なため、解析的な方法で分析することが困難である。また既存のソフトでは役に立つだけの数値計算もできなかった。そこで、プログラムの作成と計算方法の工夫により、応用に耐えうるだけの計算結果が出せるようになった。シミュレーションは不要になった。