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2007 年度 実績報告書

電話相談ボランティアに関する臨床福祉社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530543
研究機関広島国際大学

研究代表者

矢原 隆行  広島国際大学, 医療福祉学部, 准教授 (60333267)

キーワード臨床福祉社会学 / リフレクティング・プロセス / ケアする人のケア / 電話相談 / ボランティア / ナラティヴ / 社会システム / 参与観察
研究概要

本研究は,ケアに関わる非専門職である福祉ボランティアに着目し,彼らが各々のケア実践に携わる場面において,そこで生じる心理的、社会的諸課題にいかに対処しているのかについて観察するとともに,適用可能な新たな試みを提案し,その効果について検討するものである。
具体的には,(1)電話相談ボランティアが直面する困難さとそのサポート体制の現状について,複数の団体に対する聞き取り調査を通して把握するとともに,(2)専門家のスーパーバイズによらない「ケアする人のケア」の手法として,ナラティヴ、セラピーの潮流として位置づけられる「リフレクティング、プロセス」の試みを参与観察し,その効果を確認するとともに,その応用可能性について具体的に検討している。
今年度は,本研究の初年度として,(1)「チャイルドラインびんご」における参与観察の実施,(2)諸団体の電話相談ボランティアに対するサポート状況予備調査,(3)電話相談関連の先行研究の文献、資料収集,および(4)リフレクティング、プロセスに関する先行研究の文献、資料収集,の大きく四点を実施、した。特に(4)については,臨床心理学,社会福祉学等,関連他分野の研究者とともに定例的な研究会を企画し,各々の領域における研究、実践を共有するとともに,そこでの知見を本研究課題における参与1観察や調査に反映させている。また,(1)についても当該団体との間で共同研究的関係性を構築中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 会話についての会話と観察の観察2008

    • 著者名/発表者名
      矢原 隆行
    • 雑誌名

      共生社会学 6(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] リフレクティング・プロセスを用いた臨床福祉社会学の試み2007

    • 著者名/発表者名
      矢原隆行
    • 学会等名
      第114回日本社会分析学会
    • 発表場所
      西南学院大学
    • 年月日
      2007-12-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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