研究概要 |
仮名表記語339語と漢字表記語775語に対して, その形態-音韻間及び形態-意味間の対応関係の一貫性の程度を測定するとともに, 仮名・漢字表記語を使用した語彙判断課題, 音読課題, カテゴリー判断課題を通して, 語の形態-音韻対応の一貫性が音韻符号化処理に及ぼす影響及び語の形態-意味対応の一貫性が意味符号化処理に及ぼす影響について検討した。実験の結果から, 語の形態-音韻対応の一貫性は音韻符号化処理に効果を持つが, 語の形態-意味対応の一貫性は意味符号化処理には効果を持たないことが明らかとなった。
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