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基本物理現象に関係する様々な粒子や波のコヒーレンスに関する性質の解明、ならびにそれらの特徴が反映する典型的な物理効果の解析がなされた。その一つは、宇宙に存在する、27Kの宇宙背景放射に関するものである。宇宙背景放射が、特異なコヒーレンスを持つことが示され、そのコヒーレンスが反映する効果として10^20eVを超える超高エネルギー宇宙線のパイ中間子生成断面による平均自由行程への影響が解析され、興味深い結果が得られた。これは、宇宙背景放射の起源や性質に関係すると共に、超高エネルギー宇宙線の性質にも関係するものである。
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