研究課題
基盤研究(C)
日本周辺の海溝斜面上に存在する強い深層流の成因について、細かな海底地形を持つ層モデルを使って調べた。深層での湧昇は海溝内に閉じた低気圧性循環を形成するが、大洋底部分を流れる南太平洋からの深層流の方がはるかに強い。一方、変動する風は、日本海溝で観測された変動流と似た周期での変動流を深層に作った。大陸棚斜面上では変動流から平均流への転換が起きて定常流を作ったが、海溝部分には見られなかった。モデルの変動流が弱いことなどが原因と考えられる。
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Journal of Oceanography Vol. 66
ページ: 389-403
Deep-Sea Research I Vol. 57
ページ: 328-337
Deep-Sea Research I Vol. 56
ページ: 1675-1687