超臨界二酸化炭素中での導電性高分子薄膜の合成と性質

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19550127
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 高分子化学
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 湯浅 真 東京理科大学, 理工学部・工業化学科, 教授 (40192801)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 超臨界二酸化炭素 / 導電性高分子 / ポルフィリン / 電解重合 / 薄膜 / チオフェン / ピロール / アニリン

研究概要

導電性高分子薄膜の一検討として、超臨界二酸化炭素環境下において、ポルフィリンを含有する単量体の電解酸化重合を行いました。ポルフィリンを活性部位とする緻密かつ平坦な高分子薄膜が得られ、この薄膜系について酸素還元触媒の活性が得られました。超臨界二酸化炭素環境下での高分子薄膜の合成、その薄膜系における燃料電池カソード触媒への検討等に関して、多くの貴重かつ有用な知見が集積できました。

研究成果

• [雑誌論文] 超臨界二酸化炭素を用いた高分子合成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 村田英則, 湯浅真
  • 雑誌名: 高分子 57巻 ページ: 449
• [雑誌論文] 超臨界二酸化炭素を溶媒としたポリアニリン電解重合膜の合成と評価 (2007)
  • 著者名/発表者名: 村田英則, 小柳津研一, 星野学, 横田康裕, 湯浅真
  • 雑誌名: 高分子論文集(Koubunsi Ronbunshu) 64巻 ページ: 812-815
  • 査読あり
• [学会発表] 重合性置換基を有するコバルトポルフィリン誘導体の合成と酸素還元触媒への応用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 青木亜佐美, 近藤剛史, 湯浅真
  • 学会等名: 材料技術研究協会2009年度材料技術研究協会討論
  • 発表場所: 千葉県野田市東京理科大学野田校舎
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] PEFC系コバルトポルフィリン誘導体触媒の発電特性評価と耐久性の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 有川祥平, 近藤剛史, 湯浅真
  • 学会等名: 材料技術研究協会2009年度材料技術研究協会討論会
  • 発表場所: 千葉県野田市東京理科大学野田校舎
  • 年月日: 2009-12-05
• [学会発表] Synthesis of Cobaltporphyrin with Poly- merizable Substituent and its Application for Cathode Catalyst of Fuel Cell (2009)
  • 著者名/発表者名: Asami Aoki, Takeshi Kondo, Makoto Yuasa
  • 学会等名: The 1st FAPS Polymer Congress
  • 発表場所: Nagoya, Japan
  • 年月日: 2009-10-21
• [学会発表] Investigation of Macromolecule-metal Complexes as a Cathode Catalyst for Polymer Electrolyte Membrane Fuel Cell System (2009)
  • 著者名/発表者名: Makoto Yuasa
  • 学会等名: 4th International Conference on Polymer Batteries and Fuel Cells (PBFC2009)
  • 発表場所: Yokohama, Japan
  • 年月日: 2009-08-06
• [学会発表] 有機系触媒の燃料電池特性評価と膜電極接合体(MEA)触媒層の構築 (2009)
  • 著者名/発表者名: 有川祥平, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 電気化学会第76回大会
  • 発表場所: 京都府京都市京都大学吉田キャンパス
  • 年月日: 2009-03-31
• [学会発表] 金属錯体/白金複合触媒の酸素還元特性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 和田聖和, 有川祥平, 森大輔, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 日本化学会第89春季年会
  • 発表場所: 千葉県船橋市日本大学船橋キャンパス
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] 高分子錯体によるPEFC系カソード触媒への展開 (2009)
  • 著者名/発表者名: 湯浅真
  • 学会等名: 高分子学会08-2燃料電池材料研究会
  • 発表場所: 東京都千代田区総評会館
  • 年月日: 2009-02-05
• [学会発表] 新規コバルトポルフィリンの合成と酸素還元触媒への応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大竹崇久, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 材料技術研究協会2008年度材料技術研究協会討論会
  • 発表場所: 千葉県野田市東京理科大学野田校舎
  • 年月日: 2008-12-05
• [学会発表] 新規高分子コバルトポルフィリンの合成と酸素還元触媒への応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大竹崇久, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 高分子学会第57回高分子討論会
  • 発表場所: 大阪府大阪市大阪市立大学杉本キャンパス
  • 年月日: 2008-09-24
• [学会発表] 重合性置換基を有する新規コバルトポルフィリンの合成と酸素還元触媒への応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大竹崇久, 青木亜佐美, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 高分子学会第57回高分子学会年次大会
  • 発表場所: 神奈川県横浜市パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-05-30
• [学会発表] 燃料電池電極触媒における白金代替材料の開発:金属錯体を用いたカソード触媒の研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 湯浅真
  • 学会等名: ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)講演会燃料電池用触媒研究の動向
  • 発表場所: 東京都新宿区ハロー会議室(新宿)
  • 年月日: 2008-05-09
• [学会発表] 新規ピロール置換コバルトポルフィリンの合成と酸素還元活性の評価 (2008)
  • 著者名/発表者名: 青木亜佐美, 大竹崇久, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 日本化学会第88春季年会
  • 発表場所: 東京都豊島区立教大学池袋キャンパス
  • 年月日: 2008-03-27
• [学会発表] 金属錯体系触媒を用いた膜電極接合体(MEA)の構築と燃料電池発電特性の評価 (2008)
  • 著者名/発表者名: 有川祥平, 石川剛大, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 日本化学会第88春季年会
  • 発表場所: 東京都豊島区立教大学池袋キャンパス
  • 年月日: 2008-03-27
• [学会発表] 超臨界二酸化炭素中での導電性高分子の合成とその性質 (2007)
  • 著者名/発表者名: 村田英則, 湯浅真, 横田康裕, 大竹勝人
  • 学会等名: 高分子学会第56回高分子討論会
  • 発表場所: 愛知県名古屋市名古屋工業大学
  • 年月日: 2007-09-21
• [学会発表] β位にポルフィリン錯体が結合したポリチオフェン修飾炭素の合成と酸素還元触媒への応用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 藤田賢治, 村田英則, 湯浅真
  • 学会等名: 日本化学会第60回コロイドおよび界面化学討論会
  • 発表場所: 信州大学理学部松本
  • 年月日: 2007-09-20
• [学会発表] 高分子錯体を活用した固体高分子形燃料系での酸素還元電極触媒 (2007)
  • 著者名/発表者名: 湯浅真, 小柳津研一, 村田英則
  • 学会等名: 色材協会色材協会創立80周年記念会議
  • 発表場所: 東京都千代田区東京理科大学九段校舎
  • 年月日: 2007-09-13
• [学会発表] 超臨界二酸化炭素流体環境下での電解重合による平滑かつ高密度ポリアニリン電解重合膜の作製 (2007)
  • 著者名/発表者名: 横田康裕, 星野学, 村田英則, 小柳津研一, 湯浅真
  • 学会等名: 色材協会色材協会創立80周年記念会議
  • 発表場所: 東京都千代田区東京理科大学九段校舎等
  • 年月日: 2007-09-13
• [図書] Tatsuhiko Okada and Masao Kaneko Eds. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kenichi Oyaizu, Hidenori Murata, Makoto Yuasa(分担執筆)
  • 総ページ数: 139-162
  • 出版者: Springer-Verlag
• [図書] 長谷川悦雄編著 (2008)
  • 著者名/発表者名: 湯浅真(分担執筆)
  • 総ページ数: 82-110
  • 出版者: 工業調査会
• [図書] 米澤徹編 (2008)
  • 著者名/発表者名: 湯浅真(分担執筆)
  • 総ページ数: 294-301
  • 出版者: フロンティア出版