多眼カメラとCT法による非定常火炎の局所燃焼速度の瞬間三次元分布計測手法の確立

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19560203
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 熱工学
• 研究機関: 名古屋工業大学
• 研究代表者: 石野 洋二郎 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30242902)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 燃焼 / 多次元計測 / 三次元CT / 燃焼速度 / 医用工学 / CT

研究概要

本研究の目的は, 乱流予混合火炎などの三次元非定常火炎の瞬間三次元分布に対する, 研究代表者が提案している新計測法「ノンスキャニング三次元CT(コンピュータ断層再構成)法」を, 多時刻計測法に発展させることである. はじめに, 40眼カメラを用いた2時刻の三次元輝度分布の計測法を完成させ, 予混合ガスに混入したトレーサー粒子軌跡のステレオ撮影との同時計測により, 局所燃焼速度の計測法を完成させた. さらなる時系列計測に向けて, 158眼カメラの製作を行い, 4時刻の多方向同時撮影法を完成させた.

研究成果

• [雑誌論文] Non-Scanning 3D-CT Measurement with40-Lens Tracking Camera for TurbulentPropane/Air Rich-Premixed Flame (2008)
  • 著者名/発表者名: Y. Ishino, K.Takeuchi, S.Shiga, N.Ohiwa
  • 雑誌名: Proceedings of the 6th International EnergyConversion Engineering Conference 5664-1-17
• [学会発表] 40眼追跡カメラ三次元CT法による乱流予混合火炎の局所燃焼速度の瞬間三次元分布計測 (2008)
  • 著者名/発表者名: 志賀早希子, 富田和史, 松井裕典, 石野洋二郎, 大岩紀生
  • 学会等名: 第46回燃焼シンポジウム
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-12-05
• [学会発表] 40眼追跡カメラを用いた乱流予混合火炎の局所燃焼速度の瞬間三次元分布の3D-CT計測 (2008)
  • 著者名/発表者名: 志賀早希子, 富田和史, 松井裕典, 石野洋二郎, 大岩紀生
  • 学会等名: 流体力学会年会2008
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-09-07
• [学会発表] Non-Scanning 3D-CT Visuarizations ofPremixed Flames with a 40-Lens Camera (2007)
  • 著者名/発表者名: Y. Ishino, T. Hirano, M. Hirano, N. Ohiwa
  • 学会等名: PSFVIP-6 : The 6th Pacific Symposium onFlow Visualization and Image Processing
  • 発表場所: Hawaii, USA
  • 年月日: 2007-05-17
• [備考] 石野洋二郎, 連続多時刻撮影マルチレンズカメラによる乱流火炎瞬間形状変化の三次元CT計測, 日本機械学会RC237先端的熱流体計測法に関する研究分科会にて話題提供, 2008年9月9日, 東京
• [備考] 石野洋二郎, 保浦知也, いろいろなエンジンを調べてみよう, 日本伝熱学会, キッズエネルギーシンポにて本内容を紹介, 2007年11月7日, 名古屋市科学館
• [備考] 石野洋二郎, 大岩紀生, 乱流火炎のノンスキャン3次元CT計測, 計測展に出展, 2007年11月7~9日, 東京ビッグサイト
• [産業財産権] 三次元CT計測システム (2008)
  • 発明者名: 石野洋二郎
  • 権利者名: 名古屋工業大学
  • 産業財産権番号: 特許, 特願2008-295062
  • 出願年月日: 2008-11-19