変調プローブアレーを用いた電磁界の位相測定の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19560331
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 電子デバイス・電子機器
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 陳 強 東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30261580)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 波動利用工学

研究概要

変調プローブアレーを用いた電磁界の位相の測定法として, IF信号取り込み法を提案し, 実験により, その有効性を検討した.
提案法は, 変調散乱の信号を周波数領域で受信し, そのIF周波数成分の位相情報から, 被測定信号の位相情報を取り出す手法である. 本手法を変調プローブアレーを用いた電磁界測定システムに適用し, 位相測定の実験システムを構築し, 実験を行った結果, 本手法による位相測定が可能であることが確認できた.

研究成果

• [雑誌論文] Current Estimation on Multi-Layer Printed Circuit Board with Lumped Circuits by Near-Field Measurement (2008)
  • 著者名/発表者名: S. Kato, Q. Chen, and K. Sawaya
  • 雑誌名: IEICE Transactions on Communications vol. E91B ページ: 3788-3791
  • 査読あり
• [雑誌論文] Estimation of Current Distribution on Multilayer Printed Circuit Board by Near-Field Measurement (2008)
  • 著者名/発表者名: Q. Chen, S. Kato, and K. Sawaya
  • 雑誌名: IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility vol. 50 ページ: 399-405
  • 査読あり
• [雑誌論文] Modulated scattering array antenna for MIMO applications (2007)
  • 著者名/発表者名: Q. Chen, L. Wang, T. Iwaki, Y. Kakinuma, Q. Yuan, and K. SAWAYA
  • 雑誌名: IEICE Electron. Express vol. 4 ページ: 745-749
  • 査読あり
• [雑誌論文] Simultaneous Electromagnetic Measurement Using a Parallel Modulated Probe Array (2007)
  • 著者名/発表者名: Q. Chen, K. Sawaya, T. Habu, and R. Hasumi
  • 雑誌名: IEEE Transactions on Electromagnetic Compatibility vol. 49 ページ: 263-269
  • 査読あり
• [学会発表] A Measurement Method Using a Modulated Probe Array for Phase of Electromagnetic Field (2009)
  • 著者名/発表者名: T. Mizukami, Q. Chen and K. Sawaya
  • 学会等名: 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究会
  • 発表場所: マカオ大学, マカオ
  • 年月日: 2009-03-10
• [学会発表] 変調プローブアレーを用いた電磁界の位相の測定法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 水上 透, 陳強, 澤谷邦男
  • 学会等名: 次世代無線設備試験認証技術研究会
  • 発表場所: 防衛大学校, 横須賀市
  • 年月日: 2008-09-12
• [学会発表] 変調プローブアレーを用いた電磁界の位相の測定法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 水上 透, 陳強, 澤谷邦男
  • 学会等名: 東北大学伝送工学研究会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2008-01-29