研究概要 |
SUS304, SUS316 を対象にしてパンケーキ型コイルを用いて疲労蓄積量とコイルのインダクタンスの関係を調査した。両被検査材において両者間は良い相関を示した。また,抵抗率と疲労蓄積量との間にも良好な関係が見られた。さらに,インダクタンス法に用いるパンケーキ型コイルの形状は厚さが薄いほど疲労検出に効果的であり,SUS430 においても疲労蓄積量とパンケーキ型コイルのインダクタンスの間に相関が見られた。また,オーステナイト系ステンレス以外のフェライト系ステンレスにも対応可能なセンサシステムを提案した。
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