研究概要 |
69名の男性(年齢20-49)の心拍変動と性格特性との関連を検討した。性格特性はNEO-FFIによって測定された。NEO-FFIは神経症傾向(N)、外向性(E)、開放性(O:)、調和性(A)、誠実性(C:)の主要な5つの性格特性を明らかにするものである。重回帰分析の結果,安静中のInLFはO特性(開放性)と正の相関を示し,A特性(調和性)とは負の相関を示した。計算課題中のInLFにはE特性(外向性)と正の相関を示した。これらの性格特性のInLFに対する影響力(β)は0.25-0.40程度であり,これは被験者の年齢の影響力とほぼ等しいと推定された。
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