研究課題/領域番号 |
19580237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
荒川 修 長崎大学, 水産学部, 教授 (40232037)
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研究分担者 |
橘 勝康 長崎大学, 水産学部, 教授 (20171712)
高谷 智裕 長崎大学, 水産学部, 准教授 (90304972)
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研究協力者 |
八木 基明 長崎市, 水産センター, 所長
ニー ライミトナ 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 院生
池田 光壱 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 院生
村上 由美 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 院生
惠本 佑 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 院生
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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キーワード | トラフグ / コモンフグ / メコンフグ / テトロドトキシン / 麻痺性貝毒 / テトロドトキシン結合性タンパク質 / 免疫組織化学 / 性成熟 |
研究概要 |
フグ体内におけるテトロドトキシン(TTX)の取込・代謝・蓄積・排泄機構、ならびにそれらと性成熟の関連解明に資するため、無毒養殖フグへの毒投与実験を行うとともに、天然フグにおける体内毒分布の季節変動について検討した。その結果、未成熟なトラフグでは、筋肉内投与されたTTXは血液を介してまず肝臓に移行し、その後皮へ移行・蓄積すること、麻痺性貝毒(PSP)保有種メコンフグの場合、PSPを投与すると速やかに皮に移行・蓄積するが、TTXはほとんどが筋肉に残存すること、天然コモンフグの雌においては、性成熟期になると血液中では高分子物質と結合したTTXの割合が増加し、見かけ上、肝臓から卵巣への毒の入れ替わりが起こること、などが示された。
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