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2009 年度 研究成果報告書

溶血性尿毒症症候群に合併する急性脳症の発症におけるグリア細胞の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19591218
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

南 弘一  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60301438)

研究分担者 鈴木 啓之  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80196865)
吉川 徳茂  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10158412)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード小児神経学
研究概要

溶血性尿毒症症候群(HUS)は,腸管出血性大腸菌から産生される志賀毒素(Stx)が,発症に関与している.HUSに合併する急性脳症(HUS脳症)は死亡率が高く,しかもその病態生理は未だに不明である.HUS脳症の発症機序で,Stxによる大脳血管内皮細胞障害が考慮されているが,グリア細胞(アストロサイト)の役割についての報告は少ない.
本研究で,我々はStxによるヒトアストロサイトの免疫反応について検討した.Stx receptor(Gb3)は,培養ヒトアストロサイトで発現しており,炎症性サイトカイン(特に,IL-1β)により,その発現が増強したことが示された.またSt2刺激により,ケモカイン(IL-8,MCP-1)のmRNA発現増加と産生増加が示され,特にIL-8は,Stx2とIL-1βの同時刺激でさらに発現は増加した.
今回の研究結果から,Stxによるヒトアストロサイトの免疫反応は,ケモカイン産生に関与し,HUS脳症の発症機序に関与する可能性が示された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 溶血性尿毒症症候群に伴う急性脳症におけるヒトアストロサイトの免疫応答に関する検討.2010

    • 著者名/発表者名
      木岡直美, 南弘一, 田村彰, 吉川徳茂
    • 学会等名
      第35回和歌山小児神経研究会
    • 年月日
      2010-01-30

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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