研究課題
基盤研究(C)
胎児脳での甲状腺ホルモンの影響について検討した。甲状腺ホルモン輸送体(MCT8)をクローニングし、プラスミドを作成した。野生型、変異型プラスミドの強制発現実験より、胎児脳の正常発達には甲状腺ホルモンが野生型とほぼ同等量が必要であることが示唆された。MCT8遺伝子異常症では乳児期早期に乳酸が高値を示し、診断マーカーとして有用であることが示唆された。また脳のMCT8タンパクの局在性を確認するため、MCT8タンパクを抗原として、ウサギに免役させ、抗ヒトMCT8タンパク抗体を得た。
すべて 2010 2008
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
金沢医科大学雑誌 32巻
ページ: 156-161