研究課題
熊本博物館(研究協力者:原秀夫学芸員)、大阪市立科学館(研究協力者:渡部義弥学芸員)において、星座カメラのライブ映像常設公開を行った。常設用インターフェイスは、インターネット上で公開しているものと異なり、機能は絞った(学校現場におけるほどの柔軟性は要求されない)ものの、安全・確実に簡単に操作できるものへと改良している。また、入手できる大型の液晶ディスプレイは「横長」のフォーマットであるため、レイアウトもそれに合わせて変更した。2009年は世界天文年であり、熊本博物館におけるオープニングイベントではプラネタリウムと星座カメラのライブ星空の「組合せ投影」を行った。投影が終了すると、プラネタリウム前のロビーが星座カメラ常設公開スペースなので、来館者自らが星座カメラを動かしての星空散歩を楽しむことができる。新しい連携の形を作ることができた。博物館・科学館で公開するために、星座カメラからの映像配信をJPEG画像形式に変更したことは、学校現場での活用にもさらに大きな利点をもたらした(映像保存がしやすいなど)。2008年12月にスペインのグラナダに8台目の星座カメラ設置を完了したことと合わせ、社会教育と学校教育の両方で非常に利用価値の高いシステムが完成した。
すべて 2008 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)
理科の教育 通巻678号
ページ: 64-67
Proceedings of the GHOU2007 Conference (Eds., T. Handa and M. Okyudo)(Universal Academy Press, Inc. (Tokyo))
ページ: 73-78
http://melos.ted.isas.jaxa.jp/i-CAN/