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2008 年度 実績報告書

子供達に癒しと倫理観をもたらす教育施設のエコロジカルランドスケープの有効性

研究課題

研究課題/領域番号 19650243
研究機関東北文化学園大学

研究代表者

増田 豊文  東北文化学園大学, 科学技術学部, 准教授 (30316450)

キーワードエコロジカルランドスケープ / ビオトープ / 教育施設 / 外構計画 / 自然化 / 倫理観 / 子供 / 屋外遊び
研究概要

研究2年目である平成20年度においては、平成19年度に実施したエコロジカルランドスケープ(以下ビオトープと称する)を設置している、K小学校のビオトープの使われ方調査をもとにアンケート案を作成し、その検証を行った。このアンケートは、仙台市の小学校を対象とした、子供達の自然体験と倫理観の関係を調査するものであり、小学校教諭との協議を重ね、関係する文献調査研究をもとに、最終案を完成させた。子供達の自然体験と倫理観の関係については、文部科学省が平成10年度に実施した「子どもの体験活動等に関するアンケート調査」において、“自然体験が豊富な子どもほど、道徳観・正義感が充実している"という結果が出ている。この調査は、小学校においては2・4・6年生を対象としたものであり、今回実施するアンケート調査では、1年生から6年生を対象とするため、アンケート項目の内容や表現方法に細心の注意を払い、全学年が理解できるアンケート調査票とした。この段階で、小学生の倫理観を測定する学術上確立された質問項目が非常に少ないことが分かり、小学校教諭の協力を得て、検討を重ねた。さらに、予備調査として、K小学校の児童約700名にアンケート調査を実施し、その結果をデータベース化した。本格的な分析については、平成21年度早々に実施し、この結果を踏まえて本調査用のアンケートを修正して、最終の本調査に臨む予定である。また、同時に平成20年度は、調査対象の小学校を選定する資料として、仙台市内の全小学校約120校の屋外空間の大まかな緑化率を調査した。この調査結果をもとに、アンケート調査対象の小学校を絞り、これらの学校を対象に現地調査を予定している。平成20年度は、平成21年度にむけての準備調査の年であり、本調査の精度を向上させるための基礎研究が実施できたと考えている。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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