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2008 年度 実績報告書

放牧家畜生産におけるリモートコントロールシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19658100
研究機関琉球大学

研究代表者

平山 琢二  琉球大学, 農学部, 助教 (00274887)

キーワード家畜行動 / 放牧環境 / 行動計測 / GPS / 家畜生産 / PIC
研究概要

本年度は、これまでに開発したGPSエンジンを搭載したPIC制御によるデータ通信システムを改良し、これまで一方同通信であったものに、双方向通信機能を付加し、動物体の行動を制御するシステムの構築を目指した。これまで、ゲル状パットを用い低周波電流でパルス刺激することで、あたかもヒトがたたいたかのような感覚を動物体に与え行動を制御することを試みた。試験開始時は順調であったが、試験開始から数時間で動物体はその刺激に「馴れ」それによって行動を制御することが不可能となった。さらに、ゲル状パットの耐久性が動物体の行動に影響を与えている可能性が高かったことから、短画鋲パットによる同刺激を与えることで動物体の行動制御を試みた。結果は良好であったものの、短画鋲による動物体へ傷を負わせることもあった。これらのことから、動物体の行動を制御するシステムとして、低周波によるパルス刺激は効果的であったものの、刺激の与え方については今後さらに検討を加える必要がある。
また、データ通信システムの双方向通信については、現在使用しているPICのCPUに負荷が掛かり、体内時計が誤差を生む結果となったことから、本システムの抜本的な改良が必要とされる。また、同時にこれらの双方向通信に加え、データ収集モジュールの増設を念頭においたPIC内蔵のメモリーのみでなく、別回路でのメモリー搭載も視野に入れた開発を進める必要がある。
これらのことから、次年度では抜本的な改良案の作成とこれまでの成果の公表に努めたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Development of radio-telemetry halter for measuring nutritional behavior and its preliminary application on Eld's deer2008

    • 著者名/発表者名
      Hirayama T, Licun Z, Kang H, Youfeng Z, Yuchun L.
    • 雑誌名

      Acta Theriologica Sinica 28(4)

      ページ: 417-421

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ヤギを使った学内除除草の試み2008

    • 著者名/発表者名
      上原一郎, 知花重治, 上江洲成雄, 赤嶺元輝, 小橋川寛, 平山琢二
    • 雑誌名

      琉球人学農学部亜熱帯フィールド科学教育研究センター年報 6

      ページ: 19-22

  • [雑誌論文] Measurement of Behavior on Grazing Cow2008

    • 著者名/発表者名
      Hirayama T, Hirakawa M.
    • 雑誌名

      Annual Report of the Sunbtropical Field Science Center 6

      ページ: 31-32

  • [学会発表] Seasonal change of ingredient on the seagrass in Okinawa Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Hirayama T. Ogura G, Milkai H, Otaishi N.
    • 学会等名
      PSI2009.
    • 発表場所
      タヒチ
    • 年月日
      20090302-20090306

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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