研究概要 |
平成19年度は研究計画にしたがい、2度の国内出張(6月、11月)および2度の国外出張(8月、2-3月)を行なった。 国内出張では、他言語でテキスト資料のデータベース化をおこなっている国内の研究者と打ち合わせを行った。また8月の国外出張では旧ソ連期に収集された文献資料および音声資料のデジタル複製を行ない、帰国後た資料の分析作業を進あた。 平成20年2月-3月の国外出張でほ本法にかんする聞き取り調査に加え、コーパス作成のための既存資料の分析および新な民話資料(音声・映像)の収集・文字化をおこなった。また複製した資料も含め、平成19年度に収集した資料はすべてデジタルビしで久にえらるよ'こし、データベース構築9のための基礎作りをした。またデジタル化レた資料は、個人情報の取扱に十分注意したうえで現地共同に配布し、研究の成果を共有できるよう務めた。さらに、これら資料をもとにしてアリュートル語文法の類型的研究を進め、平成20年度以降に予定している成果発表の基礎とした。 また現地調査の際に上記文法調査と並行して行なっている社会言語学的・文化人類学的な研究の成果を Factors for Language Decline in the Russian Far East: A Case of the Alutor in Kamchatka, Acta Slavica Iaponica Volume 25(平成20年3月刊行)として公表した。
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