研究課題
平成22年度は研究計画にしたがい、これまでに収集したテキスト資料の文字化作業および分析を進め、データベース構築の準備をすすめた。具体的には前年度に引き続き、1970年代に作成されたロシア人研究者によるロシア語タイプライター原稿の電子化ファイルの校正作業を行ない、資料目録作成の基礎とした。また研究代表者自身が過去の現地調査で収集したアリュートル語の音声資料を話者とともに文字に起こし、ロシア語訳をつけたほか、古い録音資料を新たに入手してデジタル化のための処理を行なった。さらに、日本に招へいしたアリュートル語話者による講演会を開催し、一般市民に向けて研究成果を公開した。上記に加え、これまでの研究の成果を、2010年11月にロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー市で行なわれた11^<th> International Scientific Conference "Conservation of Kamchatka's Biodiversity and Coastal Waters"においてТрадиционное использование рыбных и растительных ресурсов коренными народами Камчатки(英訳Traditional use of fishery and vegetable resources by Indigenous people of Kamchatka)としてロシア語で発表し、発表の内容は論文として同会議の論文選集に掲載予定である。
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Selected papers of the 11^<th> International Scientific Conference "Conservation of Kamchatka's Biodiversity and Coastal Waters"
巻: (forthcoming)
Grammatical sketches from the field
ページ: 257-302
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~b20232/events/event20110218.html