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2009 年度 実績報告書

米国ミネソタ州におけるチャータースクールの学校評価モデル構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19730506
研究機関帝塚山学院大学

研究代表者

湯藤 定宗  帝塚山学院大学, リベラルアーツ学部, 准教授 (20325137)

キーワード教育学 / チャータースクール / 学校選択制度 / 学校評価 / アメリカ合衆国
研究概要

本年度の研究成果としては、「研究実施計画」に則り、以下のことを明らかにした。
第一に、日本教育経営学会第49回大会(千葉大学)において、スポンサーによるチャータースクール評価の実態に関して研究発表を2009年6月に行った。本発表では、2008年3月に実施したミネソタ州のCSを対象とした質問紙調査結果、および2009年3月の訪問調査に基づき、同州におけるスポンサーによる評価実態の一端を明らかにした。また、Parents,Allied with Children and Teachers(以下PACT)を事例として、学校評価の全体像を明らかにした上でスポンサーであるBethel大学によるPACT評価の実態について言及した。PACTのケースでは、自己評価を基礎として、第三者評価としての認証評価が客観性を高め、スポンサーとしてのBethel大学が、支援機能を果たしながら、PACTが学校改善と契約更新を実現できていた、という結論を得た。
第二に、上記の研究発表をべースに、「米国チャータースクールにおけるスポンサーによる学校評価に関する研究-Bethel UniversityによるPACT評価を事例として-」というタイトルで、日本教育経営学会に投稿し採択された。本研究の目的は、スポンサーによるCS評価の仕組みと実態を分析することを通じて、公教育体制再構築のために示唆を得ることであった。本研究から得られた成果は、ーつに、CSにとって有益な、スポンサー評価を実施するには、スポンサーを学区教育委員会に限定しないこと、二つに、スポンサーによる評価が支援をべースに展開されることの重要性を指摘したことである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 米国チャータースクールにおけるスポンサーによる学校評価に関する研究―Bethel University によるPACT評価を事例として―2010

    • 著者名/発表者名
      湯藤定宗
    • 雑誌名

      日本教育経営学会紀要 52号(未定)

    • 査読あり
  • [学会発表] スポンサーによるチャータースクール評価の実態に関する一考察―Bethel University によるチャータースクール評価を事例として―2009

    • 著者名/発表者名
      湯藤定宗
    • 学会等名
      日本教育経営学会第49回大会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2009-06-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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