研究課題
若手研究(B)
本研究は、様々な時系列データを、非線形振動回路である非線形発振器を結合して作成したネットワーク型発振器を用いて、過去のデータから未来のデータを予測するシステムを構築することを目的としている。(1) ハードでの構築を考慮するため、実際の回路を基本としたシステムの構築を模索する。予測に用いる時系列データに、自然界の非線形性が高い複雑なデータに近いと考えられるカオス時系列データと自然のデータである気温のデータなどを用い、考案したシステムの実証を行う。これら実証では、システムの回路方程式を計算が容易に行えるように正規化した手法と、実際の回路上に発生する様々な問題を考慮した手法を用いることとする。(2) 考案したシステム自体の特性や性質、システム自体に発生する特異な現象などについても解析をすすめる。(3) 物体の動きを時系列データとして取得できるシステムを上記で考案するシステムを利用し構築する。
すべて 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件)
Proc. of 2010 International Workshop on Nonlinear Circuits, Communication and Signal Processing
ページ: 97-100
Proc. of European Conference on Circuit Theory and Design 2009
ページ: 671-674
Proc. of IEEE CASS Shikoku and Shanghai Chapters Joint Workshop on Nonlinear Circuits and Systems
ページ: 32-35
Proc. of 2008 International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing
ページ: 148-151