東アジア縁海における人為的海洋汚染の発生伝播機構に関する研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19760576
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 船舶海洋工学
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 山中 亮一 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (50361879)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 海洋環境

研究概要

本研究では、東アジア縁海における海洋汚染発生伝播機構について明らかにすることを目的とした.具体的には,(1)中国・渤海におけるSSの拡散過程とそれにおける波浪と潮流による巻き上げ効果の評価,(2)水産資源(アサリ)に対する人為的および自然的な環境影響の評価手法の開発,(3)護岸近傍の貧酸素層における生態系改善技術の開発,(4)津波発生時の海洋汚染発生リスクの解明を行った.

研究成果

• [雑誌論文] 瀬戸内海における津波の波動特性とその危険度の時空間解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山中亮一, 上月康則, 田邊晋, 井若和久, 村上仁士
  • 雑誌名: 海岸工学論文集 Vol.1, No.56 ページ: 341-345
• [雑誌論文] 尼崎運河での水環境改善に向けた新しい曝気手法に関する現地実験 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山中亮一, 上月康則, 森友佑, 森紗綾香, 板東伸益, 高谷和彦, 上嶋英機
  • 雑誌名: 海岸工学論文集 Vol.55, No.2 ページ: 1246-1250
• [学会発表] Tide and meteorological effect on dispersion processes of high-turbidity river water and resuspension of sediment in the Bohai Sea (2008)
  • 著者名/発表者名: Ryoichi Yamanaka, Nakatsuji Keiji, Yasunori Kozuki
  • 学会等名: EMECS-8 p.146
  • 発表場所: Shanghai
  • 年月日: 2008-10-30
• [学会発表] Wind effect on the dispersion processes of Ruditapes philippinarum larvae around the Port of Yokohama in Tokyo Bay (2008)
  • 著者名/発表者名: Ryoichi Yamanaka, Motohiko Murai, Yoshiyuki Inoue, Yasunori Kozuki
  • 学会等名: PACON2008 Program and Abstracts p.63
  • 発表場所: Honolulu
  • 年月日: 2008-06-03
• [学会発表] 尼崎運河での水環境再生に向けた新しい曝気手法の実証実験について (2008)
  • 著者名/発表者名: 森友佑, 山中亮一, 森紗綾香, 板東伸益, 上月康則, 高谷和彦, 上嶋英機
  • 学会等名: 平成20年度土木学会四国支部第14回技術研究発表会講演概要集 pp.378-379
  • 年月日: 2008-05-17
• [学会発表] 人為インパクトが海底生態系に及ぼす影響(第5報)-「海の公園」全域におけるアサリ現存量の分布特性と分布予測- (2007)
  • 著者名/発表者名: 山中亮一, 村井基彦, 藤原奨, 井上義行
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会講演会論文集 No.4, pp.503-506
  • 年月日: 2007-05-25