EphB/EphrinBはmRNAおよび蛋白レベルで口腔扁平上皮癌細胞株(OSC細胞)において高発現し、中でもEphrinB2は高浸潤能の細胞株で強く発現し、正常口腔粘膜上皮と比較して口腔扁平上皮癌組織においても有意に高発現していた。EphrinB2をノックダウンしたOSC細胞の増殖能は抑制され、接着、浸潤細胞数も低下した。EphB/Fcキメラ存在下ではノックダウン細胞の接着は促進されたが、浸潤は抑制され、EphrinB2はOSC細胞の増殖、接着、浸潤能に寄与する因子であることが明らかとなった。
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