研究概要 |
1) 介護保険施設入所者に対する『せん妄予測アセスメント指標』の開発 (1) 施設と調査対象者の選定:A県内の介護保険施設から,研究協力の得られる施設を選定する.さらに選定された介護保険施設に勤務し,看護管理者が推薦する看護師経験5年以上の看護師を対象者とする. (2) 調査方法:「せん妄をどのようにアセスメントしているか」について半構成的面接を行う.同時に,1年間,各介護保険施設におけるせん妄発症件数を調査する. (3) 分析方法:面接内容は逐語録とし,その後コード化,類似性・相違性に基づきサブカテゴリー化,カテゴリー化する. (4) 介護保険施設におけるせん妄予測アセスメント指標の作成 (5) プレテストの実施 (6) せん妄予測アセスメント指標の施行 2) 介護保険施設入所者に対する『せん妄予防ケアプログラム』の開発 (1) 調査対象者の選定:アセスメント指標の開発の際に,調査協力の得られた対象者 (2) 調査方法:対象者10名のファーカスグループインタビューを行う.せん妄予防ケアについて,成功した事例やケア方法について,自由に語ってもらう. (3) 分析方法:逐語録にした面接内容をコード化し,コードの類似性・相違性に基づき,サブカテゴリー化,カテゴリー化する. (4) せん妄予防ケアプログラムを作成する. (5) プレテストの実施 (6) せん妄予防ケアプログラムの施行 3) せん妄予測アセスメント指標及びせん妄予防ケアプログラムの有効性の検討
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