研究分担者 |
深堀 聡子 九州大学, 教育改革推進本部, 教授 (40361638)
稲永 由紀 筑波大学, 大学研究センター, 講師 (80315027)
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (30397921)
木村 拓也 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (40452304)
江藤 智佐子 久留米大学, 文学部, 教授 (30390305)
中村 知靖 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (30251614)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (50333646)
古田 克利 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (20612914)
伊藤 友子 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (30231153)
伊藤 一統 宇部フロンティア大学短期大学部, その他部局等, 教授 (20300452)
小方 直幸 香川大学, 教育学部, 教授 (20314776)
新谷 康浩 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (10345465)
塚原 修一 関西国際大学, 客員教授(教育学部), 客員教授 (00155334)
藤墳 智一 宮崎大学, 教育・学生支援センター, 准教授 (30248637)
福島 統 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60173332)
坂野 慎二 玉川大学, 教育学部, 教授 (30235163)
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研究実績の概要 |
学修成果の可視化とその達成度、職業コンピテンシーの積み上げの研究として、研究計画時には全国大規模卒業生調査を企画していたが、コロナ禍により実施困難となり、代替的に国家資格養成系と非国家資格系の分野を抽出し、各職域での社会人オンライン調査に計画変更し、調査実施した。 オンライン調査として、2021年9月に看護・介護・保育の調査を実施し、2,223サンプルの回収データを得た。ここでは国家資格養成分野の特徴として、専門職の指定規則等に応じて知識・技能は比較的高いレベルの学修成果が認知され、修了者も相当程度を修得し、能力の積み上げモデルが成立している。態度・応用についてはむしろ卒業後に獲得されるものが重要であることなどが明らかになった。 また2022年11月には、ビジネス分野の調査を実施した。その際には韓国を比較対象として、日韓合計4,134サンプルを得た。韓国は、本研究の究極的な探究課題である学位・資格枠組み(NQF)開発にむけて、その基本となるディスクリプタとして活用可能なNCSの開発が進んでおり、職業コンピテンシーのレベル設定と体系化、教育機関での応用可能な学習モジュールが開発されていることが注目された。この分野では社会人の職業コンピテンシーは卒業後の経験によるところが大きく、特に近年学修成果目標が基礎的なレベルに抑制される傾向が見られた。 また、ステークホルダーの職業的コンピテンシー形成への参画として、教員の職務経験についての調査データの再分析を進めた。また専門職域での職業統合的学習(WIL)の拡がりについては、関係学会大会において資格系、非資格系との横断的な議論を行った。 さらに、学修成果による質保証の国際動向を把握するため、そのアプローチのひとつとして注目される欧州のチューニングプロジェクトの専門分野ごとのディスクリプタ開発とその評価工程を参照ていくための、国際会議を実施した。
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