太陽系外惑星について、紫外線宇宙望遠鏡による高層大気観測と地上望遠鏡による大気観測で海洋の存否を中心として惑星大気・気候を明らかにすることを目的とし、紫外線検出器の開発を進めた。ロシアの1.7m紫外線宇宙望遠鏡WSO-UVに日本から高感度分光器UVSPEXを提供する計画が、JAXA部門内プロジェクトして承認された。2040年代に打ち上げが想定される6m宇宙望遠鏡計画への参加に向けて、大型MCPと高分散分光器の検討を進めた。研究開始当初の想定より大幅に計画が進んだが、WSOUVへの装置提供は輸出規制のために現状不可となっており、実現性については不透明な状況となった。
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