エンジンを搭載する電動車の未利用排気熱から熱電発電方式で回生電力化を行い、これまで代表者が取り組んできたマグネシウムシリサイド(Mg2Si)をベース材料として、熱伝導を可変にできるサーマルビアと呼ばれる独自の構造によって、熱利用効率を高める独自な研究計画である。 本研究はハイブリッド車等の未利用廃棄熱から熱電発電方式で回生電力化を行い、4%以上の燃費改善を目標とした車載用小型排気熱発電システムの開発を目的としている。過去の研究で得られた知見に基づき、綿密な研究計画が立案されており優れている。本研究では3つの目標が掲げられ、いずれも具体的な数値目標が明示されている。
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