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2023 年度 研究成果報告書

独立後のインド音楽世界を文化資源化する知の統合研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01206
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関京都教育大学

研究代表者

田中 多佳子  京都教育大学, 教育学部, 教授 (70346112)

研究分担者 寺田 吉孝  国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (00290924)
小日向 英俊  東京音楽大学, 音楽学部, 教授 (00399742)
田森 雅一  愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10592454)
岡田 恵美  国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 准教授 (60584216)
小尾 淳  大東文化大学, 国際関係学部, 准教授 (50759628)
井上 春緒  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特任研究員 (80814376)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードインド古典音楽 / 文化資源 / 統合データベース / インド独立後
研究成果の概要

比類なき規模を誇るインド音楽世界の演奏家および演奏に関わる5つの情報源を個別データベース化し、さらにそれらを統合したデータベースを構築して、ネット上に公開した。用いたのは、国立音楽芸能研究所『音楽家名鑑』および『受賞者名鑑』、国営ラジオ局の演奏記録、マドラス音楽祭の第9回(1935)~第93回(2019)のプログラム、『オクスフォード・インド音楽百科事典』である。5つの個別データベースを、音楽家とラーガ(旋法)という2つの要素で貫く検索を可能にした統合データベースは、これまで茫洋としていたインド音楽世界を、誰にでもマクロな視点から量的にとらえることを容易にした共有の文化資源と言える。

自由記述の分野

民族音楽学

研究成果の学術的意義や社会的意義

インド音楽は、歴史的長さ、演奏家層の厚さ、様式的・地域的多様性等において他に例を見ない巨大な音楽世界である。我々、ミクロな視点から研究に携わってきた者には、ある種の直観的把握はあるが、それをマクロな視点から客観的なデータに基づいて検証することは不可能であった。この統合データベースの出現により、過去1世紀の時間軸の中に、演奏家の全体数、宗教別、性別、南北様式、器楽と声楽、楽器や楽曲形式、旋法や拍子等を、様々なファクターによるクロス集計と共に、具体的比率や概数により統計的に把握することが可能となった。研究者はもちろん誰にでもアクセス可能な一つの文化資源がネット上に公開された意義は大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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