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2023 年度 研究成果報告書

「儒教美術史」構築のための発展的研究―東アジア文化圏の構造解釈と研究資源化

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01211
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関筑波大学

研究代表者

水野 裕史  筑波大学, 芸術系, 准教授 (50617024)

研究分担者 沖松 健次郎  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 課長 (30332133)
守屋 正彦  筑波大学, 芸術系, 名誉教授 (90272187)
鷲頭 桂  独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館, 学芸部博物館科学課, 主任研究員 (90590448)
林 みちこ  筑波大学, 芸術系, 准教授 (40805181)
楢山 満照  女子美術大学, 芸術学部, 准教授(移行) (30453997)
勝木 言一郎  独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 上席研究員 (50249918)
塚本 麿充  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00416265)
尾川 明穂  筑波大学, 芸術系, 准教授 (20630908)
山澤 学  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (60361292)
井川 義次  筑波大学, 人文社会系, 教授 (50315454)
秋山 学  筑波大学, 人文社会系, 教授 (80231843)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード儒教 / 孔子 / 聖廟 / 釈奠 / 帝鑑図 / 聖賢 / 道徳観 / 倫理観
研究成果の概要

本課題は、新たな学問領域として「儒教美術史」の提唱を目指す。そのため儒教美術の事例研究を統合し、東アジア全域を視野に入れ、成立地と波及地の様式的変容を探究する。
COVID-19および社会情勢により、成立地である中国大陸の調査を実現できなかったものの、日本や韓国、ベトナムにおける様式的変容について、多くの共通点を見出すことができた。また、多くの事例研究を集積し、学術図書や展覧会にて成果を公開し、研究の資源化を試みた。さらに東アジアに共通する儒教を背景とした美術研究の重要性について、国際会議で多くの支持を受け、各国の研究機関の合意を得て国際共同研究の可能性を示すことができた。

自由記述の分野

日本美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、「儒教美術史」という新たな学問領域を提唱し、儒教美術の事例研究を統合することで、東アジア全域にわたる様式的変容を追究した点にある。これにより、東アジアにおける儒教の影響が美術にどのように反映され、変容してきたかを体系的に理解するための基盤を築いた。また、日本、台湾、韓国、ベトナムにおける共通点を見出したことは、地域間の比較研究の重要性を再確認させた。この研究は、儒教文化が東アジア美術に与えた影響をより深く理解するための重要なステップとなり、今後の美術史研究における新たな視点を提供するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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