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2022 年度 研究成果報告書

海域アジアにおける港市および港市国家の基礎的研究:広域的・多角的な視座から

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01299
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03010:史学一般関連
研究機関立教大学

研究代表者

四日市 康博  立教大学, 文学部, 准教授 (40404082)

研究分担者 向 正樹  同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (10551939)
石黒 ひさ子  明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (30445861)
麻生 伸一  琉球大学, 人文社会学部, 教授 (30714729)
菊池 誠一  沖縄県立芸術大学, 芸術文化研究所, 研究員 (40327953)
森 達也  沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (70572402)
片桐 千亜紀  九州大学, 比較社会文化研究院, 共同研究者 (70804730)
小澤 実  立教大学, 文学部, 教授 (90467259)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード港市 / 港市国家 / 琉球王国 / ホルムズ王国 / シンガプーラ王国 / 海上貿易 / 陶磁器 / 航海信仰
研究成果の概要

従来は東南アジアを中心に研究が進められていた「港市」および「港市国家」について、琉球王国と那覇港を対象に再検討をおこない、那覇港のなかの港市的要素および首里城と那覇港の関係上における「港市国家」的要素に関して実際の空間構造の調査をおこなった。
その際に重要な構成要素となるのが、河川および水源、港湾都市の諸機能を持つ市街である。琉球王国の場合、中世におけるそれらの機能や位置関係は必ずしも明らかではないが、近世史や考古学の成果を援用して中世の港市と港市国家機能について定義を試みた。

自由記述の分野

東西ユーラシア交流史、海域史

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来は東南アジアにおける港市モデルが典型的な概念とされていたが、より対象地域を拡大した上で、改めて港市と港市国家の概念について再検討し、特に、東アジアとイスラーム世界における港市の概念について検討をおこない、より広域的な港市モデルについて提唱をおこなった。なお、その際に、近世琉球と陶磁器流通に関する研究成果を基にして前近代琉球における港市と港市国家の概念をモデル化し、広域的な港市モデルとの関係を考察した。これらは、広域アジアやユーラシアの歴史展開における多地域の相互交流や重曹構造を理解するために極めて有用な概念である。

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公開日: 2024-01-30  

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