研究課題/領域番号 |
19H01397
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
宮岡 真央子 福岡大学, 人文学部, 教授 (70435113)
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研究分担者 |
野林 厚志 国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (10290925)
田本 はる菜 成城大学, 文芸学部, 専任講師 (20823800)
松岡 格 獨協大学, 国際教養学部, 教授 (40598413)
岡田 紅理子 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 講師 (70802502)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 原住民族 / 物質文化 / 写真 / 台湾近現代史 / アーカイブ |
研究実績の概要 |
2022年度は5月に国立民族学博物館で第1回研究会を、8月に徳島県立鳥居龍蔵記念博物館で同館研究者を交え第2回研究会と共同調査を行った。12月には那覇市で神奈川大学角南聡一郎氏を招いた第3回研究会を開き、沖縄県立公文書館・沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館で共同調査を行った。期間を延長した2023年度は、5月に一部メンバーが国立民族学博物館でのソースコミュニティによる資料調査に参加した。9月には本研究の成果公開として、台湾の国立政治大学原住民族研究中心主催第16屆台日原住民族研究論壇でパネル「資料との対話から読み解く台湾原住民族の近現代」を組みメンバー全員が研究発表し、中央研究院顧恒湛氏、静宜大学黄國超氏らを交え討議した。2月には松岡が主催した国際研究ワークショップ「台湾原住民の身分と現代的課題」に全員参加し、国立政治大学黄季平氏、林修澈氏による講演をふまえ討議した。 この間の個別活動として、宮岡はツォウとパイワンの村落での生活変化等の聞き取り調査、文献・新聞等の資料調査を行った。野林は原住民族の工芸生産の継承過程における博物館収蔵近現代民族誌資料やアーカイブの活用のされ方について、タイヤルの染織、パイワンの刺繍、ガラスビーズを具体例に現地調査を行った。田本は前年度に引き続き1960-80年代の原住民族の手工芸実践についての調査研究と成果報告を行い、今後の刊行に向け準備を進めた。松岡は研究資料・文献などを通して先住民と土地問題に関して理解を深め、ワークショップや研究会で原住民族をめぐる研究状況についてアップデイトを行った。岡田は1920年代後半にはじまった原住民族への宣教に関する史資料の収集・精読を実施し、外国人宣教師の協働関係がいかに構築されたのかを検討した。研究協力者森口恒一はブヌン族・ブヌン語に関する従前の科研費による現地調査資料を著作にまとめ台湾で刊行した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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