研究課題/領域番号 |
19H01632
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
鳥光 美緒子 中央大学, 人文科学研究所, 客員研究員 (10155608)
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研究分担者 |
野平 慎二 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50243530)
藤井 佳世 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (50454153)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 人間形成論的に方向づけられたビオグラフィー研究 / 人間形成(Bildung) / 伝記学習 / 生涯学習 / 学校から職業への移行 / ライフコース |
研究成果の概要 |
大学卒業後10年前後の有職者22名に、職業人生をテーマとするオープンエンドのインタビューを実施した。収集された事例の中から、職業への移行もしくは企業内異動によって引き起こされた危機的経験を経て、転職ないし更なる社内移動に至った4事例を抽出し、その語りをビオグラフィー過程として再構成した上で、それを人間形成の観点から検討した。結果「人間形成論的に方向付けられたビオグラフィー研究]の意味で人間形成を遂げた事例は現段階では確認されていないが、職場環境が人間形成にとって有効な資源であり、職務遂行に必要な知識やスキルのみならず人間形成への影響を含めた視点から、それを検討することの重要性が明らかにされた。
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自由記述の分野 |
教育哲学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として次の2点が指摘される。第1に人間形成論的的に方向づけられたビオグラフィー研究の推進に必須のデータ解読の方法について、「伝記学習Biographical Learning」研究の方法論が有効な参照項になりうることを示したこと、また第2にこれまでわが国の生涯学習、教育社会学、教育哲学などの諸領域において、ナラティブ・ラーニング(Goodson,I.)やエイジェンシー概念(Biesta,G .)など、断片的にその成果が知られるにとどまっていた「伝記学習Biographical Learning」の研究プログラムに着眼しその活用を試みたこと。
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