研究課題/領域番号 |
19H01640
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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研究分担者 |
金 良善 広島大学, 高等教育研究開発センター, 講師 (10802861)
白川 展之 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (20556071)
李 敏 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (30531925)
三好 登 広島大学, 高大接続・入学センター, 特任准教授 (40735164)
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
米澤 彰純 東北大学, 国際戦略室, 教授 (70251428)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 国際化 / 外国人教員・研究者 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
2020年度には、主に下記の通りに、研究活動を行った。 1. 新型コロナウイルス感染症の影響で、Zoomより6月と9月にコアーメンバーを中心に打ち合わせを開催した。そのうえで、国内と韓国の大学共同利用機関法人における外国人研究者と現地関係者(外国人研究者のボスや同僚など)、国内の企業内研究所や大学共同利用機関で雇用された外国人研究者と現地主宰者を対象に、外国人研究者の役割と貢献を中心に、インタビュー調査を実施した。また、ポスドクを含む外国人研究者が所属する大学以外の研究機関における外国人研究者の役割、特に最大の貢献はどのようなものなのか?彼ら・彼女らがその研究機関や日本での生活を通じていかなる課題に直面しているか?今後どのような制度や仕組み等を策定し、優秀な外国人研究員の採用と活躍が促進できるか?日本における人文系の外国人研究者がいかに日本の研究機関に採用され、いかに研究を実施し、さらにどのような悩みを抱えているのか?という課題について、科研メンバーを中心に、オンラインにより、日本語や英語にて各自の中間研究発見について四回の公開研究会を開催し、今後の日本における理工系研究所における外国人研究者の受け入れと活躍を推進すべき方向性および改革方策について提案した。 2.科研代表者はアメリカや韓国、中国で開催されたオンライン国際会議において、上記の研究成果を含めて外国人教員・研究者誘致を含む日本の高等教育国際化の政策等について招待講演を行った。また科研代表者を中心に、日本や中国の高等教育国際化の変遷、特に外国人教員・研究者が直面した課題などについて英文や中国語記事や査読付学術論文、国際メディア、本の章などを刊行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により、海外の大学や企業内研究所、そして大学以外の研究所で雇用された外国人教員・研究者、それらの同僚を対象に対面インタビュー調査を実施することは不可能であった。また、もともとは、本年度中に中間研究成果をとりまとめ、国際学会での発表を予定していたが、一部の国際学会も開催されることはキャンセルされて、一部の成果を発表することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年間延長し、一部の研究成果について、オンラインにより、国際学会で発表できるように調整している。また、オンラインにより、日本や中国の大学、企業内研究所、大学以外の研究所や大学共同利用機関で雇用された外国人教員・研究者、および彼らの現地同僚を対象に聞き取り調査を実施すると考えている。そのうえで、中間研究成果をまとめ、国際ジャーナルや、メディア、本の章の執筆・出版準備を進めている。
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