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2022 年度 研究成果報告書

幼児のアート的思考を伴うプロジェクト活動における学びの変容を可視化する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01657
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関多摩美術大学

研究代表者

植村 朋弘  多摩美術大学, 美術学部, 教授 (50328027)

研究分担者 郡司 明子  群馬大学, 共同教育学部, 教授 (00610651)
森 眞理  神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (20319007)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードアート的思考 / プロジェクトの学び / ドキュメンテーション / ペダゴジカル・リスニング / 素材 / ドキュメンテーション・ツール / レッジョ・エミリア幼児教育 / アトリエリスタ
研究成果の概要

保育における「アート的思考」を基盤にプロジェクトの学びの仕組みと意味の理論化を行い、プロジェクト活動を観察記録するソフトウェアの開発を行った。プロジェクト活動には保育者が子どもとの対話に聴き入ることと、素材の特性により創造的学びが生まれることを示した。その活動にはファンタジーと即興による語り・造形・劇遊び・見立てによる表現があり、そこに「なってみる」内側と外側の往復思考による表現にあることを明らにした。ドキュメンテーションツールの開発では写真・動画・音声・テキストによる簡易記録と、過去の記録への効果的な検索により活動に対する視点と視野が広がることで、プロジェクトの学びを支えていくことを示した。

自由記述の分野

デザイン学

研究成果の学術的意義や社会的意義

幼児教育の学びの質の向上に対して知的・探究的・創造的な学びのありようを研究する必要性から、プロジェクトの学びを取り上げ、アート的思考に着目し研究展開した。そこには聴き入る対話と様々な素材による表現、活動のドキュメンテーションによって展開していく仕組みと意味を捉えた。ここに人間の原初的な創造活動の源泉として捉えることで、本研究の学術的意義・社会的意義は、アート的思考を単にアート活動として限定せず、あらゆる物事への学びの活動と探究活動の根底にある思考と考える。芸術家・科学者・文学者など様々な専門家にとって、アート的思考が学際的学術研究として様々な分野の創造的探究活動への新しい問いとして提示する。

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公開日: 2024-01-30  

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