重度重複障害児(者)等を対象としたアイトラッカーの活用実践は国内の教育現場で実践が重ねられてきているが、視覚認知に関する評価や発達支援との関連から実践を行っている例は少ない。本研究では、視覚認知機能の評価や発達支援に関して、主にCVI(中枢性視覚障害)との関連に着目し、評価や支援の手法について検討した。海外で検討された評価ツールや支援手法を採用した取り組みを検討し、その可能性を示した。また簡便なシステムとしてタブレットPCの適用を検討し、その効果を確認した。これらの結果は、今後の重度重複障害児(者)等の教育の充実のために意義あるものと考えられる。
|