小型大出力のジャイロ発電機を開発した.フライホイール(FW)の自転増速に摩擦,モータ,歯車の3駆動方式を採用し,発電量の理論解析を行い,実験により妥当性を確認した.摩擦方式では,体積1L,入力1.7Hz,出力1.7Wの人体装着機を製作した.モータ方式では,体積25cm角,発電量の計算値2.5Wの波力発電ブイを製作した.また任意方向の波で発電し,共振周波数可変の2自由度発電機を製作した.歯車方式では,FWφ300,ギヤ比3,入力0.5Hz,自転200rpm,出力0.13Wの実験機を製作した.波力用に最適設計した場合の計算値は10Wとなった.
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