社会のスマート化に伴い、人体モニタリングの重要性が増している。特に、呼吸や心拍といった生体情報は重要で、常時モニタリングすれば、精神状態や疾患の予兆も検知できる。電波による非接触生体計測は、ウェアラブルデバイス等の接触型センサとは異なり、不快感や皮膚アレルギー等の問題がなく、日常的な長期の利用に適している。本研究では、電波による非接触生体計測において、個人識別を応用した複数人体・複数部位の同時計測技術の高精度化・高分解能化を達成する技術を開発した。これらの開発技術は、医療・ヘルスケアのみならず、エンターテインメントや教育など、社会の様々な場面での新サービス創出につながると期待されている。
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