研究課題/領域番号 |
19H02306
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
篠原 直秀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (50415692)
|
研究分担者 |
金 勲 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (00454033)
鍵 直樹 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (20345383)
関根 嘉香 東海大学, 理学部, 教授 (50328100)
水越 厚史 近畿大学, 医学部, 講師 (50520318)
東 賢一 近畿大学, 医学部, 准教授 (80469246)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | フタル酸エステル類 / 経皮曝露 / ハウスダスト |
研究成果の概要 |
フタル酸エステル類のハウスダストへの添加回収率は、おおむね90%以上であった。PVCシートからハウスダストへのDEHPの移行量は、経時的に増加していたが、徐々に吸着が飽和に近づいて増加量は減少していた。また、PVCシート 表面のダスト量が少ないほど、重量当たりのダストへのDEHPの移行量が大きかった。ダストへの移行量は、気中への放散量より数十倍から数百倍高かった。 DEHPへの経皮曝露量は、他の物質より1桁以上高い曝露を示していた。また、足裏の曝露量は上腕における曝露量より高かった。さらに、9世帯14人を対象として、インターネットを介して、環境試料(ハウスダスト、室内空気)の計測を行った。
|
自由記述の分野 |
室内環境評価、リスク評価
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
空気中のフタル酸エステル濃度や食品中のフタル酸エステル濃度についての報告は多いが、ダスト中濃度や経皮曝露量に関する情報は少ない。本研究では、ハウスダスト中のフタル酸エステル類の濃度を計測するとともに、経皮曝露量についても評価した点が新しい。本研究結果をもとに、経皮曝露量を減らすための製品開発や住まい方の提案が進むことが期待される。
|