研究課題/領域番号 |
19H02384
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
菅野 太郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60436524)
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研究分担者 |
野々瀬 晃平 一般財団法人電力中央研究所, 原子力技術研究所, 研究員 (20644496)
狩川 大輔 東北大学, 工学研究科, 准教授 (40436100)
井上 諭 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 電子航法研究所, 上席研究員 (40517471)
石田 千絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (60363793)
浅谷 公威 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任講師 (70770395)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | コンテキストモデル / チーム協調 / チームレジリエンス |
研究成果の概要 |
チーム協調における状況適応的行動(チームレジリエンス)を監視、評価するための指標の探索とそれに必要な理論的、技術的基盤の開発を行った。具体的には、先行プロジェクトで提案した状況変化を記述・形式化するためのコンテキストモデルの改良と具体的にコンテキストを形式化する情況式、それを支援するツールを開発とその検証を行った。また、チーム協調実験を設計・実施し、変動に対する適応的対応を捉えるために発話内容の情報量や相互情報量に着目したの発話分析方法を開発した。
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自由記述の分野 |
レジリエンス工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来研究はチームの適応行動にのみ着目し、適応対象となるコンテキストに着目していなかった。開発したコンテキストモデルと情況式は行動のみならずコンテキストやその変動を統一的に形式化できる基盤理論・技術であり学術的意義は大きい。また、開発した発話分析手法は、質的演繹的分析結果を時系列分析可能にする方法であり、質的分析と数量的分析を統合的に行うことを可能にする方法でもある。また、チームレジリエンスの理解とその向上への社会的要請は大きいが、本研究の成果はそのために必要となる知識・技術基盤であり、社会的課題の解決に向けて一定の貢献を示すことができた。
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