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2023 年度 研究成果報告書

海底地すべりモデルの構築:日高沖「静内海底地すべり堆積体」の発生機構と運動様式

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02397
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分25030:防災工学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

荒戸 裕之  秋田大学, 国際資源学研究科, 客員教授 (50728433)

研究分担者 山本 由弦  神戸大学, 理学研究科, 教授 (10435753)
山田 泰広  九州大学, 工学研究院, 教授 (20362444)
千代延 俊  秋田大学, 国際資源学研究科, 教授 (40526430)
白石 和也  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海域地震火山部門(地震発生帯研究センター), 主任研究員 (40756491)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード海底地すべり / 地すべり津波 / すべり面 / スランプ / 津波防災 / 地すべり津波シミュレーション / スランピング / スライド
研究成果の概要

静内海底地すべり堆積体(北海道南方沖)では、既存三次元地震探査データの詳細な解析結果に基づき新たな海底地すべり滑動モデルを提唱するとともに新規資試料取得計画を提案した結果、地球深部探査船「ちきゅう」による海底表層コア試料の採取計画(SCORE)が採択され、現在、航海実施待ちである。
加えて、情報収集活動の結果新たに発見された前期中新世の稲村水中地すべり堆積物(富山県上市町)について、トレンチ開削、ドローンによる系統的な空中画像撮影とその三次元モデル化、ならびに高所作業車等を用いた詳細な地質調査を実施しデータ解析を行った結果、その発生機構、運動様式が解明された。

自由記述の分野

堆積学 シーケンス層序学 石油地質学 防災地質学 微化石層位学 掘削地質学

研究成果の学術的意義や社会的意義

昨今、地震情報からは予測できない津波の発生に注目が集まっている。その起因のひとつは中小規模の地震やその他の引き金によって発生する海底地すべりである。海底地すべりが引き起こす地すべり津波は、これまでその実態がほとんど知られてこなかった。
今般本研究で得られた海底すべりの地質学的堆積学的な知見は、海底地すべり発生メカニズムの理解に貴重な情報となるだけでなく、それらに基づくより現実性、信ぴょう性の高い海底地すべりモデルを地すべり津波シミュレーションに供することで、地すべり津波防災に貢献するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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