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2022 年度 研究成果報告書

カーボンナノチューブの近赤外発光に対する修飾分子の作用解明と機能開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02557
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分28030:ナノ材料科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

白木 智丈  九州大学, 工学研究院, 准教授 (10508089)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードカーボンナノチューブ / 近赤外発光 / 化学修飾 / 分子構造 / ドープ / 励起子 / フォトクロミック / ソルバトクロミズム
研究成果の概要

炭素のみで構成される単層カーボンナノチューブは、分子を化学修飾することにより1000 nm以上の波長域に高効率な近赤外発光を示す特性が出現することが近年大きな注目を集めている。本研究では、単層カーボンナノチューブの化学修飾に用いる分子の構造設計を基に、その発光特性をさらに機能化させることに成功した。例えば、光に応答して構造変化を示す分子を化学修飾することで、外部光に応じて近赤外発光波長をスイッチングできることや、周囲の溶媒環境変化に応じて生じる近赤外発光波長変化を化学修飾分子の違いに基づいて多様に変調できることを見出した。

自由記述の分野

ナノカーボン化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回開発した化学修飾単層カーボンナノチューブが示す近赤外発光は1000 nm以上の波長域に現れることから、高深度・高解像度バイオイメージング技術や光通信技術への応用が期待される。そのため、本研究で見出した知見は、修飾分子の設計に基づいて単層カーボンナノチューブの近赤外発光特性を多様に変調・機能化できるという学術的に新規な発見に留まらず、上述の先端光応用分野ならびにその産業利用に貢献する新たなナノ材料をもたらす成果となる。

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公開日: 2024-01-30  

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