研究成果の概要 |
P. syringae pv. tomato DC3000 (PtoDC3000)は高菌体密度でタンパク質をコードしない短鎖RNAであるrsmXやrsmYの発現を高め、翻訳制御を行なっていると考えられている。PtoDC3000のrsmX1, rsmX2, rsmX34, rsmX5のそれぞれを欠損した変異株には顕著な表現型の変化は見られなかった。しかしながら、rsmXの4重、5重変異株では べん毛関連遺伝子、3型分泌システム関連遺伝子の発現低下が見られ、swimming運動能、病原力について若干低下する傾向が見られたことより、rsmXはこれらの遺伝子発現を正に制御すると考えられた。
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