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2022 年度 研究成果報告書

Genetic integrity and potential of cold climate forest southern edge populations in Japan

研究課題

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研究課題/領域番号 19H02980
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39060:生物資源保全学関連
研究機関国立研究開発法人森林研究・整備機構

研究代表者

Worth James  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30770771)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードPhylogeographic break / Chloroplast 'mining' / Subalpine forests / Southern edge / Conservation genetics
研究成果の概要

全葉緑体ゲノムの配列決定により、種間の遺伝的多様性のレベルは様々であり、南限の集団と分布の中心の集団の分岐のレベルも様々であることが判明した。このことは、12種の亜高山帯の種が対照的な更新世の歴史を持つか、過去の分散のレベルが異なることを示唆している。ハリブキの葉緑体DNA解析では、石鎚山の最南端集団が本州中央部の集団と遺伝的に近いことが示された。一方、ハクサンシャクナゲの四国にある南限集団は、葉緑体DNAが高度に分岐していることがわかった。興味深いことに、両種とも、東日本と本州中部・西日本の間で遺伝的差異が大きかった。

自由記述の分野

系統地理的学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果により日本の亜高山帯の遺伝的多様性を形成する要因について、多くの洞察を得ることができ、南限集団を含む、集団の保全上の重要性を明らかにすることができた。本研究の成果は、日本の重要な亜高山帯森の将来的な保全管理に役立つと思われる。

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公開日: 2024-01-30  

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