研究課題/領域番号 |
19H03140
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
阪上 朝子 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 研究員 (90462689)
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研究分担者 |
岩野 智 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 客員研究員 (10734832)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 微小重力環境 / 発光イメージング / 蛍光3次元可視化 |
研究成果の概要 |
「動物(マウス)が宇宙へ行った際、どのようなストレスを感じ、あるいは個体内腫瘍はどのような影響を受けるのか?」という疑問に対して、近い将来国際宇宙ステーションISS・きぼう実験棟において可視化観察する為の発光-蛍光マーカーの開発を行った。発光-蛍光マーカーの過剰発現がホストマウスの獲得免疫を作動させてしまうケースが報告されており、その現象を回避する為の技術開発を試行錯誤しながら進め、最終的に理想的なマーカーを作製する事が出来た。本マーカーを利用した共同研究により、腫瘍を担癌したマウスは疑似微小重力環境においてよりストレス感受性になる事を再現性をもって可視化する事に成功した。
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自由記述の分野 |
分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2020年末にCell誌に報告されたレビューでは、生体が宇宙飛行によって受ける6つの生物影響とその5つの要因について議論されています。 Artemis計画に代表される宇宙探査時代において、人類が遭遇するであろう宇宙環境における生命現象の理解を対象にした「宇宙生命科学」に我々のバイオイメージング技術を応用し、まずは2つの視点(微小重力、宇宙放射線曝露)で科学するための技術革新を推進しています。 地球環境や宇宙環境(ISS,月)と生体との相互作用を細胞レベルから個体レベル、様々な視点でバイオイメージングすることで、より複雑な生命恒常性の理解に貢献していきます。
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